1 nm走査式モビリティーパーティクルサイザー 1 nmSMPS3938E57
1 nm台まで測定可能範囲が広がった走査式ナノ粒子粒径分布計測器
概要
1 μm以下のエアロゾルの粒径分布を判断するための基準として、TSIのSMPS™は広く使われています。SMPSモデル3938E57は、1 nmCPCモデル3757-50と1 nmDMAモデル3086等の主製品で構成され、最小1 nmより粒径分布を計測することができます。
近来型SMPSにモデル3757 Nano Enhancerとモデル3086 Differential Mobility Analyzer(1 nm-DMA)を追加したことで、SMPSの測定可能範囲は、最小1 nmまで広がりました。
特徴
- 高分解能データ:64 ch/decadeの分解能を有します(1~50 nmの粒径分布で109 chのチャンネル数)
- 柔軟な使用が可能なコンポーネントデザイン
- 幅広い計測粒径レンジ:計測可能レンジは1~50 nm
- 3081A Long DMAの追加で1 nmから1000 nmまでの3decade分の測定可能
- 拡散ロスを最少まで抑えた最適なシステム
- 専用ソフトウェア Aerosol Instrument Manager(AIM)により操作可能
- 精密な粒子測定:様々なサンプルを測定可能
応用例
- 基礎エアロゾル/粒子挙動研究
- 大気環境・気象研究
- 環境モニタリング
- フィルタ/空気清浄機の性能試験
- 燃焼粒子/自動車排ガス研究
- 粒子生成等の研究
- マテリアル合成
仕様
粒径範囲 | 検出限界径:1 nm(Naclの場合) |
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粒子濃度範囲 | 0~3.0×105 個まで(コインシデンス補正有の場合) |
濃度精度 | 1.65×105 個の場合:±10 % 3×105 個の場合:±15 % |
流量 | エアロゾル流量:2.5 L/min アウトレット流量:1.0 L/min 輸送流量:1.5 L/min 吸引源:外部ポンプにより吸引 (60 kPa以下) 流量コントロール:CPC3750によりコントロール |
気相環境 | エアー(窒素、アルゴン、ヘリウム) 仕様はエアーの場合 |
偽計数 | <0.01 個/cc (12時間平均値) |
応答時間 | 4 秒(T95の場合) |
本体正面 | LCD TFT QVGA(320×240ピクセル) 5.7インチ、カラーディスプレー、サンプルインレット、 LED表示ランプ、操作ノブ |
本体背面 | 電源接続口、9ピンD-サブコネクター(2)、シリアルコネクター、ファン、ジエチレングリコールコネクター、ジエチレングリコール排水口、ポンプ排気ポート、ジエチレングリコール供給口、ドライヤー接続口及びブラケット |
本体側面 | ジエチレングリコールレベル確認用ウィンドウ |
寸法 | 3757:300 × 282 × 325 mm(供給ボトルと固定具は除く) 3757-50:575 × 282 × 325 mm(供給ボトルと固定具は除く) |
重量 | 19.1 Kg |
通信 | プロトコル:ASCⅡ |
インターフェイス | RS232C:D-Sub 9ピン |
出力 | 本体表示:濃度VS時間のグラフ、時間、トータル個数、ステータス(温度、大気圧、レーザーパワー、流量値など) パルス:BNC接続、TTLパルス(400 nm sec) ソフトウエア:AIMソフトウエア(RS232C/USB接続) |
較正 | 年一回推奨 |
電源 | 100~240 VAC、50/60 Hz |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。